日本人のDNAとアイヌ系(アイヌ系と日本人)

ハプロタイプ日本人のY染色体

最初に紹介しましたが、日本語のルーツを調べますと、それはアイヌ語がベースになっていることが明らかです。琉球諸語がありますが、これもアイヌ語が変化し発展したことが分かっています。

一般に、最初に住み着いた民族の言語がその地の言語になりますので、その意味で、最初の日本人はアイヌ系民族で、その民族は沖縄から北海道まで住み着いたと結論されます。

一方、最近のDNA解析はたいへん参考になります。なかでもY染色体ハプログループ解析は、日本人のDNAのルーツがアイヌ系を主とするものであることを明らかにしました。

なお、Y染色体ハプログループ解析というのは、初めての人のために簡単に紹介しますと次のような感じです。

男性か女性を決める染色体にXとYがあります。XYが男性、XXが女性になるわけですが、Y染色体は男性にだけあり、父親から男の子供に引き継がれることになりますので、そのY染色体をたどると父親のルーツが分かることになります。また、このY染色体は、多数のDNAからできておりますのでそのDNAの配列から種類を細かく分類でき、人類のDNAを分類するのに最適と言われております。たとえば、Y染色体ハプログループがD型ですと、それはアイヌに多い型ですので、その人の男親のルーツはアイヌ系となります。

そこで、現在の日本人のY染色体ハプログループを見ますと、Hamer (2005)の報告では、上の図のとおりです。すなわち、アイヌ系(D)が35%、マレー系(O1b)が32%、中国系(O2)が20%、モンゴル系(C)が9%、その他が4%です。

この結果から、日本人のベースはアイヌ系であることがわかります。そして、当然のことですが、サンプルの取り方で内容が変わることになりますので、拙ブログは小数点を入れた細かい数値ではなく整数で表示していきます。

サンプルの取り方で内容が変わる例ですが、たとえば、Nonaka(2007)の報告では、このアイヌ系の割合は、関東で48%、関西で27%と地域によって違いのあることを紹介しております。

  
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日本人の縄文思想と稲作のルーツ

日本人のDNAと縄文思想と稲作のルーツについて海外経験と最新情報を元にユーモアをまじえて迫ります

レインボー

Author:レインボー

私は稲仕事の関係からいくつかのアフリカとアジアの国々で暮らし、日本人のルーツはアフリカまで辿れること、その思想は自然との共生思想(縄文思想)であること、稲はマレー系の人々が持ち込んだことを実感しました。その経験をベースに、日本人のDNAと稲作のルーツに迫ります。なお、ペンネームは、「虹を見る歴史思考」という拙ブログの手法と関連し「レインボー」とします。どうぞよろしく。

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