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Archive2019年04月 1/1

弥生時代は福岡から始まったと思われる

弥生時代は福岡から始まったと思われる(西日本の古代)古代の遺跡数データとして「文化庁の参考資料:平成24年度 周知の埋蔵文化財包蔵地数」があります。この資料には、古代の情報が包括的に含まれており、たいへん重要な資料と思われます。今回は、この資料を用い、縄文~弥生時代の各地域古代の遺跡数を比較し、弥生時代の中心地について検討してみたいと思います。まず、関連する縄文時代遺跡数と弥生時代遺跡数の地域別データ...

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九州の稲作開始時期は3000年前と思われる

九州の稲作開始時期は3000年前と思われる(西日本の古代)弥生時代は生産性の高い水田稲作が導入され、人口が増大し、古代国家建設の基礎が作られた時期です。このため、水田稲作開始時期は古代の重要事件と言われます。関連し「水田稲作で何故人口が増えるのか」についてはすでに紹介したとおりです。今回は、先に検討した人口データを用い、水田稲作による人口急増時期を明らかにし、関東、近畿、九州の稲作開始時期について愚考...

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人口変動から邪馬台国は九州にあったと思われる

人口変動から邪馬台国は九州にあったと思われる(西日本の古代)古代の人口について検討してきました。今回は、これらのデータを用い、邪馬台国の場所について愚考します。まず、使ったデータを下表に示しました。縄文時代晩期(BC900年)はKoyama(1978)、弥生時代(200年)は前々回の拙ブログ推定、古墳時代(500年)は前回の拙ブログ推定、そして、奈良時代は前回紹介の鬼頭宏(1996)の推定を用いました。地域は、邪馬台国が...

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古墳時代の人口は遺跡数に比例する

古墳時代の人口は遺跡数に比例する(西日本の古代)前回、40年前に推定された弥生時代人口推定が、その後の遺跡発見から合わなくなってきていることを指摘しました。一方、古墳時代については、人類が明らかに関与した古墳というものがあり、人口推定はしやすいと思われますが、その報告は見つかりません。そこで、今回は、古墳時代遺跡数から人口推定が可能なのかを検討してみたいと思います。方法は、「文化庁の参考資料(古墳時...

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40年前に推定された弥生時代人口は少な過ぎる

40年前に推定された弥生時代人口は少な過ぎる(西日本の古代)古代の人口については、小山修三(English論文1978、中央公論社1983)の古代遺跡数に基づいて推定した数値があります。この人口推定は、古代の状況を考察する上で重要で、多くの人が利用しておりますが、作成年が40年前のもので、最近の遺跡資料ではどうなのか、再検討が必要と思われます。一方、古代のデータとして「文化庁の参考資料:平成24年度 周知の埋蔵文化財...

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