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Archive2019年08月 1/1

弥生時代が3000年前に始まったのか

弥生時代が3000年前に始まったのか(西日本の古代)「水田稲作が3000年前に始まり、このことから弥生時代は3000年前に始まった」と国立歴史民族博物館(歴博)が主張しております。従来の説では弥生時代の開始は2500年前ですが、3000年前が妥当なのか、今回は、この問題について愚考します。まず、最近の報告「西日本の弥生稲作開始年代(藤尾慎一郎 2014)」によれば次のとおりです。・・・さらに鳥取平野の弥生稲作が,近畿より...

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弥生稲作と戦いはリンクしているのか

弥生稲作と戦いはリンクしているのか(西日本の古代)前回、東京新聞(2019.7.27、4面)に、「人はなぜ戦うのか」、「農耕が生んだ支配」という見出しで記事が出ていたことを紹介し、その記事の「稲作民族が朝鮮半島から渡ってきた」という認識は再検討が必要であることを指摘しました。また、その記事では「水稲のノウハウや技術とともに戦いの思考も携えてきた」ことも紹介されていますが、弥生時代、富の差が生じ、日本列島でそ...

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稲作民族が朝鮮半島から来たのか

稲作民族が朝鮮半島から来たのか(西日本の古代)戦争について思いを巡らせる夏がきたことと関連し、東京新聞(2019.7.27、4面)に、「人はなぜ戦うのか」、「農耕が生んだ支配」という見出しで記事が出ておりました(上の新聞写真参照)。その記事では、「日本列島で集団的な戦いが始まったのは、朝鮮半島から渡ってきた人々が稲作文化を広めた弥生時代だそうですね」という東京新聞論説委員の問いに、国立歴史民俗博物館教授の松...

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弥生時代最大墳丘墓のある岡山県の「楯築遺跡」と邪馬台国

弥生時代最大墳丘墓のある岡山県の「楯築遺跡」と邪馬台国(西日本の古代)前回、岡山県に縄文時代から稲作があり、その稲作は稲作民族のマレー系がもたらしたものであることを検討しました。また、岡山県など瀬戸内には巨石信仰があり、それもマレー系民族のもたらしたものであることを検討しました。関連し今回は、弥生時代最大墳丘墓かつ巨大立石のある岡山県倉敷市の「楯築遺跡(たてつきいせき)」と邪馬台国(北九州)の関係...

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岡山県の巨石信仰ルーツ愚考

岡山県の巨石信仰ルーツ愚考(南方系と日本人)前回、縄文時代(6000年前)の稲作遺跡が岡山県に認められること、関連し、弥生時代の水田稲作も岡山県で盛んだったこと、その稲作のルーツは2.5万年前にインドネシアのグヌング・パダン巨石遺構を残したマレー系の人々にあることについて愚考しました。一方、岡山県は、稲作遺跡だけでなく巨石信仰も多いことが知られています。ブログ仲間の「神秘と感動の絶景を捜し歩いて」の「『...

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グヌング・パダン巨石遺構と稲作のルーツ

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グヌング・パダン巨石遺構と稲作のルーツ(稲作と日本人)前回、インドネシアのジャワ島に「2万年前のグヌング・パダン巨石遺構」があることを紹介しました。今回は稲作との関連で、この遺跡を見てみたいと思います。まず、グヌング・パダン巨石遺構が何かですが、「インドネシアのグヌン・パダンに25000年前のピラミッドか!?」によりますと、次のとおりです。グヌン・パダンというのも聞き慣れない地名だが、インドネシアの首都...

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