fc2ブログ

Archive2019年12月 1/1

日本古代史の虚構問題

日本古代史の虚構問題(古代史の問題)拙ブログ訪問、ありがとうございます。2019年の年末に当たり、一言、ご挨拶申し上げます。今年は、拙ブログ、躍動の年でした。拙ブログは、ブログ開設当初の2017年から「人気ブログランキング(日本史)」に参加しております。その週間点数は、1年目(2017)は100点、2年目(2018)は300点でしたが、3年目の今年は600点と躍進しました。これも皆様の応援のおかげと感謝しております。また、記...

  •  4
  •  -

古代人口推定は改訂が必要だ

No image

古代人口推定は改訂が必要だ(古代史の問題)水田稲作は生産性が畑作よりも高く、このため、拙ブログでは、人口が停滞から増加に向かう時期を稲作開始時期と推測してきました。その古代人口推定については、Koyama (1978)が有名で、これらはWikipedia「近代以前の日本の人口統計」で見ることができますが、発表された年代は1978年で40年前という古い問題があります。関連し、今回は、1978年に発表されたKoyama の人口推定は改訂が...

  •  2
  •  -

弥生時代の水田作と畑作の割合

弥生時代の水田作と畑作の割合(稲作と日本人)東京事例から関東で弥生時代に畑作が相当行われていたことを先に紹介しました。これまで、弥生時代のイメージは、水田稲作の導入によって長い縄文時代の停滞から一気に抜け出すことができたという感じが強調されてきました。しかし、東京遺跡で弥生時代の遺跡数が台地に低地より多かった状況から想像しますと、そうした感じはありません。詳しくは「弥生時代に東京は畑作の方が多かっ...

  •  2
  •  -

関東と東北の古墳建造時期は同じ

関東と東北の古墳建造時期は同じ(関東・東北の古代)前々回、東北の福島県で水田稲作導入が関東とほぼ同時期だったことを指摘しました。一方、東北の古墳建造時期ですが、調べますと、こちらも関東とほぼ同じです。関連し、今回は、古墳時代、関東と東北はほぼ同時進行で進んだことについて愚考します。まず、古墳時代の大規模古墳の建造と時期ですが、上トップ図に示しました。東北の最大古墳は宮城県名取市の雷神山古墳で様式は...

  •  0
  •  -

北東北に弥生時代は無かったのか

北東北に弥生時代は無かったのか(関東・東北の古代)東北地方の弥生時代、特に水田稲作の普及について検討してきました。そして、東北、特に北東北3県(青森、秋田盛岡)は冷涼気候のため稲作定着が遅れたと推察しました。このためなのか、北東北では縄文時代が長く続き、弥生時代が無かったとも言われております。関連し、今回は、「北東北に弥生時代は無かったのか」について愚考します。まず、関東と東北は縄文時代中期、5000...

  •  0
  •  -

東北の水田稲作は福島から始まった

東北の水田稲作は福島から始まった(関東・東北の古代)前回、東北に水田稲作情報が入ってきたのは2500年前と早かったが、実際の稲作開始時期は600年遅れの1850年前頃であったと推定しました。一方、関東の中山間部においては弥生時代に畑作が多かったことを先に指摘しましたが、水田稲作の遅れた東北も同じ状況だった可能性があります。そこで、今回は、先に検討しました「弥生時代の関東・中部地域の水田作と畑作の割合」と同方...

  •  4
  •  -