ツングース系到来と日本美女伝説愚考(北方系と日本人)
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レインボー

ツングース系到来と日本美女伝説愚考(北方系と日本人)
前回(11月2日)、ツングース系の人達が日本に来て人口の半分近くになったことを紹介しました。今回は、浮世絵等を例に、その影響について検討します。
北方では冬の寒さが厳しく、それに適応した身体的特徴として、体が大きくなり(高身長)、足は短く(胴長)、眼は細く一重瞼になった、と言われており、これがツングース系民族の特徴ともいわれております。
この観点から浮世絵美人画を見ますと、色白、高身長、胴長、細い目一重瞼で、これらの特徴は北方系すなわちツングース系民族の特徴と一致します。
拙ブログでは、秋田美人にも、これらの特徴が表れていることを以前(2017年8月26日)に紹介しました。
何故、浮世絵は北方系なのか、個人的愚考ですが、日本人とくに色黒の縄文人は、移住してきたツングース美女を初めて見たとき、その肌の美しさに驚き、色白女に対する憧れが増幅したのではないかと思われます。古くからある言葉ですが、「色白女七難隠す」とか、「美人とは皮一枚のいたずらなり」と、言われてきました。
それは、初めに平安絵巻に現れましたが、そのイメージが江戸時代まで続き、浮世絵として登場したのではないかと思われます。さらに、近代においては、谷崎純一郎の小説「春琴抄」には、その様子が如実に表現されていた感じがします。そして、「春琴抄」は何度も映画化されていますが、そこでは、「美人とは皮一枚のいたずらなり」という日本人の美意識が象徴的に表現されていた感じがします。
また、日本各地に雪女伝説がありますが、その描写にも似たようなところがあります。
まとめますと、日本の美女伝説に関し、北方系美女というのは重要な役割をしていると思われます。拙ブログでは、ツングース系民族の影響は多数来た割には日本の歴史や社会には大きな影響は残していないと判断しておりますが、美女伝説には大きな影響を残していると思われます(笑)。
なお、上と下の写真は記事と関係ありませんが、マダガスカルの薬用のクモです。食べることができ、健康に良い、美肌に良いということでしたが、私には食べることはできそうもありませんでした(笑)。


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