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人を育てる徒弟制度が日本の技術立国を作った(縄文思想と日本人)

マダガスカル海岸のレストラン昼食風景


人を育てる徒弟制度が日本の技術立国を作った(縄文思想と日本人)

日本の技術は物作りでは世界一だと言われます。その秘訣は徒弟制度による人作りだと言われます。徒弟制度は外国にもありますが、どこが違うのか、今回は、この徒弟制度について、私の経験から愚考します。

まず、私ことですが、稲の品種改良に40年在籍しましたが、半分の20年間は独立出来ませんでした。それは、稲の品種改良育成者(ブリーダー)となるためには、でっち(研究員)10年、番頭(主任研究員)10年、合計20年の経験を経て1人前と言われるからで、私もそれを経験したことになります。

おかげで、理論だけでなく、経験豊富、外国に行っても外人には負けない技術者、と言われるまでになりました。おそらく、このように20年もかけて人を育てる制度は外国には見当たりません。

外国の徒弟制度は、イギリス、ドイツ、イタリア等に産業革命以前から認められますが、日本ほど長期に渡って系統的に人を育てる取り組み方は無い感じがします。そして、それは「道を究める」という学ぶ側からの日本的意識とかみ合い発展し、今のような形になったのだと思います。

私は外国でも働くチャンスをいただき、主として後進国を見て回りました。そこは、徒弟制度の代わりにドクター(博士)制度があり、ドクターになれば偉くなることができる世界でした。このため、研究機関に行くと経験の少ない若いリーダーにたびたび出会いました。若いリーダーは経験が浅く、物足りないことは言うまでもありません。

一方、日本ではドクターだけでは偉くなれません(笑)。経験、人柄、実績、リーダーシップとかが求められます。こうしたことから、物作りが日本は世界一と言われるのも、長期に渡る徒弟制度で育った多くの技術者が居るためと思われます。

前回の繰り返しになりますが、日本ではすべての分野に道があり、その道は奥深く簡単に究めることはできない世界です。その道に、日本人は底知れない魅力を感じ、そうした感性が、日本を世界的な技術大国と押し上げたのだと思います。拙ブログでは、そうした感性は縄文時代からあることを検討しています。

なお、上と下の写真は、記事と関係ありませんが、マダガスカル西海岸の町マジュンガの昼のカフェの様子です。下の写真ですが、店の片隅にバナナがぶら下がっていて、ウェイトレスに頼むと無料でバナナサービスしてくれます(笑)。

マダガスカル海岸のレストラン、バナナがある風景


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[ 2017/12/15 08:07 ] 縄文思想と日本人 | TB(-) | CM(2)
こんにちは。

今回もとても考えさせられる記事を拝読させていただき、誠にありがとうございました。

経験、実体験の大切さを再認識いたしております。

僕の身の回りにも、心当たりになる知人が何人もいます。

その中の一例として、大工さんがそうかなと思いました。

縄文時代から現代まで、たくさんのことに共通しそうですね。
[ 2017/12/15 08:38 ] [ 編集 ]
Re: 大川原英智 様
大川原英智 様
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の大工さんは、そのとおりですね。
名工と呼ばれる方は何人もおられます。
草々


> こんにちは。
>
> 今回もとても考えさせられる記事を拝読させていただき、誠にありがとうございました。
>
> 経験、実体験の大切さを再認識いたしております。
>
> 僕の身の回りにも、心当たりになる知人が何人もいます。
>
> その中の一例として、大工さんがそうかなと思いました。
>
> 縄文時代から現代まで、たくさんのことに共通しそうですね。
[ 2017/12/15 22:45 ] [ 編集 ]
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日本人の縄文思想と稲作のルーツ
日本人のDNAと縄文思想と稲作のルーツについて海外経験と最新情報を元にユーモアをまじえて迫ります

レインボー

Author:レインボー

私は稲仕事の関係からいくつかのアフリカとアジアの国々で暮らし、日本人のルーツはアフリカまで辿れること、その思想は自然との共生思想(縄文思想)であること、稲はマレー系の人々が持ち込んだことを実感しました。その経験をベースに、日本人のDNAと稲作のルーツに迫ります。なお、ペンネームは、「虹を見る歴史思考」という拙ブログの手法と関連し「レインボー」とします。どうぞよろしく。
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