百済王の名前はマレー語で読める(日本語のルーツ)
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レインボー

百済王の名前はマレー語で読める(日本語のルーツ)
拙ブログでは、万葉仮名=日本語の読み=マレー語読みについて検討してきました。
今回は、マレー系民族の国と思われる百済の王の名前は万葉仮名で読めるのか検討します。
まず王命リストは「百済の歴代王年表」によります。そして、その王名のリストに万葉仮名読み(推定)とマレー語、その意味(English)を加えた表を作りました。その表は上のとおりです。
この表には31代の王命がありましたが、百済の初期の支配者がツングース系扶余族と言われているためか理解困難でしたので初代~14代は検討から外しました。さらに中国系と思われる名前、例えば武王など1文字の名前がありますが、これも検討から外しました。
この表から、百済王の15代以降の名前を万葉仮名で読むと対応するマレー語があることが分かります。さらに、その名前は王名にふさわしい名前であること、例えば、アカ王(国家の基本を作った王)、テシ王(前進続ける王)、クニシ王(武力の強い王)などがあります。これらを別に下表にまとめました。
百済の歴史を観ますと、3世紀頃の建国以来、隣国の高句麗、新羅、唐の圧迫を受け、戦争ばかりしている印象を受けます。その意味で、王は強いリーダーシップが求められ、強そうな名前の王が多くあるのではないかと思われます。
まとめますと、歴代の百済王の名前を万葉仮名で読むと、王名に相応しいマレー語になっています。前回(4日前)の報告とあわせますと、百済にはマレー語に因んだ地名と王名があり、かつ稲作民族の国であり、この意味で、百済王国は倭国と同じくマレー系民族によって作られた国である可能性があると思われます。


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