韓国人の由来とツングース(北方系と日本人)
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レインボー

前回、北方系と呼ばれるツングース系の民族が4000年前頃から日本にきたこと、そして、その民族はモンゴル系と中国系の混合から発生したことを紹介しました。今回は、日本の隣に居る韓国人はツングース系であることについて愚考します。
まず、ツングース系民族は、満州で人口が増えると、人口の少ない朝鮮半島に移動して来たと推察されます。
一方、先に紹介しましたように、朝鮮半島とくに南部の海岸にはマレー系民族が住んでいたと推察されます。そこに、北方ツングース系の民族が入り込んできたわけですが、ツングース系は、畑作系民族の特徴から、海岸から離れた陸地にマレー系と争うことなく居住できたと推察されます。
そして、彼らは、共存し、混血し、これが現在の韓国人のルーツと思われます。人口はツングース系が多く、言語はツングース系となったことが予想されます。この時期は6000年前頃と予想されます。
なお、上の地図は、1万~5000年前頃の朝鮮半島の様子(推察)です。
因みに、現在の朝鮮半島におけるY染色体ハプログループは、Kim (2011)の報告によれば、中国系(O2)は44%、マレー系(O1b)は32%、モンゴル系13%%です。
これらのうち、ツングース系の割合は、中国系+モンゴル系で57%になります。また、韓国語は満州人の言語に近いことも含めると、韓国人はツングース系民族に分類されると思われます。

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