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ツングース系民族は関西人の半分になった(北方系と日本人)

関西古代の各年代民族特徴


ツングース系民族は関西人の半分になった(北方系と日本人)

前回、ツングース系民族が4000年前~3000年前の寒冷化時代に朝鮮半島から多数移住してきたことを指摘しました。今回は、DNA研究(Y染色体ハプログループ分類)のデータから、どれだけのツングース系の人達が関西に来たのか推定します。
推定のための古代の特徴を上の表に示しました。

そして、その特徴をもとに、関西古代のY染色体ハプログループ分類を下表に示しました。すなわち、2万年前は、ほぼアイヌ系しか住んでいませんので、アイヌ系95%としました。

1万年前になると、稲作民族のマレー系の人たちが南方から中国大陸沿いに北上し、北九州を中心に移住してきました。このため、人口割合は、マレー系が40%となり、アイヌ系は55%に減りました。

続いて縄文時代、大陸との交流が三内丸山を中心に進み、中国系とモンゴル系の混合混血集団のツングース系民族が朝鮮半島から少し移住してきました。この結果、5000年前(BC3000年)人口割合は、マレー系が42%となり、アイヌ系は52%に減りました。一方、ツングースの中国系は3%、モンゴル系は1%になりました。

続いて、4000年前~3000年前に寒冷化が起こり食料不足となり、朝鮮半島からツングース系民族が多数移住してきました。この時代は、日本でも大幅に人口が減少した時代でしたので、ツングース系民族がが来て人口が増えたわけではありませんが、日本人の形成に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

そして、現在のDNA研究(Y染色体ハプログループ分類)の結果ですが、関西人の数値はNonakaraら(2007)、ツングース系(韓国人)の数値はKimら(2011)のデータを用いて下表に入れました。

3000年前以降は大きな気候変動はありませんので、その後、大きな人口移住はなく、3000年前の状況と現在の状況は同じ人口割合いであったと思われます。そこで、その仮説をもとに整理しますと、次のように考えることができます。

まず、現在の韓国と関西の比較ですが、中国系は韓国で44%、関西で24%、モンゴル系は韓国で13%、関西で7%です。このことは、韓国の中国系とモンゴル系が関西に来て薄まったことを示唆します。その薄まりから推定しますと、関西人口の半分が韓国系(ツングース系)になったと思われます。

言い換えますと、5000年前の状況に、冷害で韓国人が関西人と同程度の人数が移住し、3000年前の関西状況になったと思われます。そこで、3000年前の関西=5000年前の関西×0.5 + 現在の韓国×0.5 として計算してみました。すると、3000年前の状況は、現在の状況とほぼ同じになります。その結果を下表に示しました。

関西古代のY染色体ハプログループ分類

この表では、5000年前の日本の状況推定が妥当であるかが問題になりますが、これまでの古代研究から検討しますと、その状況推定はほぼ妥当と判断されます。

すなわち、朝鮮半島から関西人と同等の数の人々が4000年前~3000年前の冷害期に移住したことは事実であったと思われます。そして、3000年前に日本人のDNAの骨格が決まったと結論されます。

関連し、拙ブログは、「ツングース系の人達は日本人の半分になった」と紹介したことがありますが、そのときはHammerら(2005) の出した日本全体のDNAデータを用いました。今回はNonakaら(2007)の関西のデータを用いて検討しましたが、関西は朝鮮半島に近く、そのため、「ツングース系の人達は日本人の半分になった」という仮説は、より妥当な結果になったと思われます。


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[ 2018/08/01 21:49 ] 北方系と日本人 | TB(-) | CM(4)
こんにちは^^

すごいですね。

そんなに昔の民族の移動の仕方を
分析することができるんですね。

ツングース系の人というのは
顔等にどういう特徴があるのですか?
[ 2018/08/05 16:19 ] [ 編集 ]
Re: 坊主おじさん、ツングース系の人の特徴
坊主おじさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ツングース系の人の特徴ですが、韓国の人達の顔ですね。
寒さに鍛えられた体つきで、大柄で細い目、一重瞼の人が多いと思われます。
草々


> すごいですね。
>
> そんなに昔の民族の移動の仕方を
> 分析することができるんですね。
>
> ツングース系の人というのは
> 顔等にどういう特徴があるのですか?
[ 2018/08/05 21:04 ] [ 編集 ]
異文化の共生
ハプログループD2は世界でも日本人特有のようですね、中国人、韓国人にはないですね。
中国韓国から移民がきても、日本人は良いものは取入れ、悪いものは排除してきたのではないでしょうか。

昨今、のボクシング協会の会長さん関西に住まう在日だそうです、日本の文化とは違う(中韓では当然のやり方)で推し進めてきたようです。
異を唱えたのはハプログループD2ではないでしょうか。

多文化を共生することは、良く考えなければならないですね。
[ 2018/08/07 11:55 ] [ 編集 ]
Re: aoi さん、 異文化の共生
aoi さん
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

D2についてはご指摘のとおりです。

異文化の共生ですが、難しい問題です。
3000年前にきたツングース系(韓国)の人達は完全な日本人になっています。

その意味で、在日の人達も日本人になるのには時間がかかるのでしょう。
草々


> ハプログループD2は世界でも日本人特有のようですね、中国人、韓国人にはないですね。
> 中国韓国から移民がきても、日本人は良いものは取入れ、悪いものは排除してきたのではないでしょうか。
>
> 昨今、のボクシング協会の会長さん関西に住まう在日だそうです、日本の文化とは違う(中韓では当然のやり方)で推し進めてきたようです。
> 異を唱えたのはハプログループD2ではないでしょうか。
>
> 多文化を共生することは、良く考えなければならないですね。
[ 2018/08/07 22:09 ] [ 編集 ]
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日本人の縄文思想と稲作のルーツ
日本人のDNAと縄文思想と稲作のルーツについて海外経験と最新情報を元にユーモアをまじえて迫ります

レインボー

Author:レインボー

私は稲仕事の関係からいくつかのアフリカとアジアの国々で暮らし、日本人のルーツはアフリカまで辿れること、その思想は自然との共生思想(縄文思想)であること、稲はマレー系の人々が持ち込んだことを実感しました。その経験をベースに、日本人のDNAと稲作のルーツに迫ります。なお、ペンネームは、「虹を見る歴史思考」という拙ブログの手法と関連し「レインボー」とします。どうぞよろしく。
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