自然との共生思想と私(縄文思想と日本人)
2 Comments
レインボー

日本人の多くはアイヌを祖先に持つことを紹介してきました。今回は、そのアイヌの残した思想について愚考します。
アイヌの「自然との共生思想」(縄文思想)は有名ですが、この考えは日本人の思想として残っているのではないでしょうか。
例えば地鎮祭です。私もそうですが、それをしないと落ち着かないというか、建設中に自然災害がないように安全建設を祈ります。これは日本人が土地の神様の許しを得ようとする宗教観と思います。
また、食事前の挨拶に「いただきます」があります。これは、生き物を食べることに対し、生き物の神様の許しを得ようとする宗教観と言われますが、縄文時代に起源があると言われます。
さらには、日本人の死んだ後に行く「あの世」という「あの世観」は、アイヌの習慣を研究した梅原猛によれば、縄文時代からあり、関連し、通夜の儀式も縄文時代からあることを明らかにしております。
この「あの世観」ですが、行く先は草葉の陰や、近くの山や海で、仏教やキリスト教にある極楽浄土や天国ではありません。
以上のことから、アイヌの自然との共生思想(縄文思想)は、いろいろな形で、深層心理として日本人の中に残っていると思われます。
関連し、私ことで恐縮ですが、上と下の写真は、「自然との共生」を目指し、退職後の人生を楽しんでいる我が菜園の現在(春)の様子です。
ここでは、無農薬、かつ、無耕起、無堆肥、無畝立て、無ビニールマルチ、無石灰という農法、すなわち、できるだけ自然に優しい有機農法を実践しております。
そして、上の写真の手前の藪(木)は不老長寿の赤い実が生るというクコです(笑)。この木は、藪に生えているものの株分けをし、我が菜園に植えて、いろいろと利用しているものですが、拙ブログで時々紹介したいと思います。



日本史ランキング