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済州島民のDNA、モンゴル人虐殺の真実

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レインボー
済州島のモンゴル系とマレー系の割合


済州島民のDNA、モンゴル人虐殺の真実(南方系と日本人)

前回、韓国済州島の先住民族はマレー系民族であったことについて愚考しました。その済州島の歴史を見ますと、モンゴル人(元朝)が済州島を支配したことがありますが、元朝が滅びたとき、元朝の過酷な支配に怒っていた住民がモンゴル人のほとんどを殺したと言われております。

今回は、最近のDNA研究(Y染色体ハプログループ分類)の結果から、そのモンゴル人虐殺が分かるのか愚考します。

まず、DNAデータは、「染色体ハプログループの分布_(東アジア)」にありました。

近隣の朝鮮民族と日本人(西日本)を比較にし、その結果をまとめますと下表のとおりです(数値は%)。

ハプログループ分類済州島民のDNA

朝鮮民族に比較し、済州島民は似ていますが、マレー系の割合は、済州島で32%、朝鮮民族で28%と、済州島でやや多く、マレー系民族が済州島の先住民族であった可能性を示唆します。

一方、本題のモンゴル系の割合ですが、済州島で8%、朝鮮民族で18%と、済州島で著しく少なくなっています。それは、済州島でモンゴル人が虐殺され、現在でもモンゴル系の割合が少ないという、歴史的事件の反映を示しているのではないか、と思われます。その意味で、ここで紹介しましたKimら(2011)のDNAデータは正しい結果と思われます。

また、日本(西日本)と比較しますと、アイヌ系は日本の27%に対し、済州島は1%と少なく、朝鮮民族は0%ですので、済州島は朝鮮民族の一部と思われます。

前回、済州島先住民族はかつては日本人と似ていたという報告を紹介しましたが、これは、済州島先住民族はマレー系であったためと思われます。現在は混血が進み状況が変わっています。その結果、日本(西日本)では、マレー系の割合は37%と済州島よりも多くなっていますが、それでも、済州島住民は朝鮮民族の中でも比較的日本人に今でも近いという関係があると思われます。

関連し、各民族のマレー系とモンゴル系の割合を上記の表を基に上トップの図に示しました。

なお、このようなDNA研究(Y染色体ハプログループ分類)に興味のある方は、拙ブログ左側トップにあります検索欄に「DNA研究」と入れクリックしますと、関連の記事を見ることができます。


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レインボー
Posted byレインボー

Comments 2

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進学塾アルファ 狭山校

済州島でモンゴル系が逆に低くなっているというのが、恐ろしいですね。いつもながら勉強になりました。ありがとうございます!

  • 2018/11/13 (Tue) 17:46
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レインボー
レインボー
Re: 進学塾アルファ 狭山校 様、済州島でのモンゴル人虐殺

進学塾アルファ 狭山校 様
貴重なコメント、ありがとうございます。

済州島でのモンゴル人虐殺ですが、DNA研究結果でそれが分るとは、
DNA研究はすごいと思うこの頃です。
草々

> 済州島でモンゴル系が逆に低くなっているというのが、恐ろしいですね。いつもながら勉強になりました。ありがとうございます!

  • 2018/11/13 (Tue) 22:00
  • REPLY