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旧石器時代人は縄文人になった

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旧石器時代と縄文時代の地域別遺跡数


旧石器時代人は縄文人になった(縄文時代と日本人)

前回は、関東の縄文時代の様子について紹介しました。拙ブログでは、これら関東の縄文人の多くはアイヌ系民族であったことを指摘しています。一方、縄文時代以前は旧石器時代と言われておりますが、この時代、日本にどのような民族が居たのか謎に包まれております。

関連し、今回は、旧石器時代人は縄文人になったことについて愚考します。

縄文時代は16000年前~2400年前、それ以前は旧石器時代、または、先土器時代、無土器時代とも言われます。この旧石器時代は、日本に人類が住むようになった時代から縄文時代が始まるまでの時代で、10万年前以上前~16000年前頃になります。

その旧石器時代ですが、ヨーロッパでは、クロマニヨン人とかネアンデルタール人の時代です。クロマニヨン人はラスコーの壁画で有名ですが、南フランスで発見され、4万年前~1万年前の人種で現生の人類と同じと観られています。一方、ネアンデルタール人はヨーロッパや西アジアに広く存在し、人骨は40万年前~4万年前までのものが発見され、現生人類と同じか論争が続いています。

そして、日本の旧石器時代ですが、文科省の参考資料(平成24年度 周知の埋蔵文化財包蔵地数)のデータを使い、地域ごとの旧石器時代の遺跡数の関係を示しますと、上の図のとおりです。比較として縄文時代の遺跡数も入れてあります。

旧石器時代遺跡は、7565か所もあり、場所は関東と九州に多い傾向があります。一方、縄文時代の遺跡は関東、東北、九州に多い傾向があります。

そして、旧石器時代と縄文時代の遺跡数の関係示すと下図のとおりです。

旧石器時代と縄文時代の遺跡数の関係

この図では、旧石器時代に遺跡が多い地域は縄文時代にも多いことを示しています。すなわち、旧石器時代の遺跡を残した人たちが縄文時代を作ったと思われます。

この図では、東北では旧石器時代と比べると縄文時代遺跡が多い特徴がありますが、東北はとりわけ縄文時代に繁栄した地域と観ることができます。一方、九州は縄文時代の遺跡が少ない傾向がありますが、これは縄文時代中期に起こった「鬼界カルデラ爆発」の影響で住める場所が少なくなったためと思われます。

まとめますと、日本では、10万年以上前の地層から石器が発見され、10万年前から人類の居たことが明らかになっていますが、その人たちが旧石器時代を作り、さらには縄文時代も作ったと思われます。縄文時代人の多くはアイヌ系民族と推察されますが、その意味で旧石器時代からアイヌ系民族は居たと思われます。


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