パプアニューギニア系の人々と日本人
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レインボー

パプアニューギニア系の人々と日本人(アメリカ先住民族と日本人)
アメリカ先住民族と日本人の関係について愚考してきました。拙ブログでは、アメリカ先住民族は旧日本人であったという説を支持しています。
これに当たらない民族は、北米北極海のエスキモー、北米インデアン、南米アマゾンに住むヤノマミ族と思われます。エスキモーについてはカナダに2000年前頃から移住してきた民族、北米インデアンはケット人に由来する民族で、どちらもルーツはシベリアであることを紹介してきました。
一方、南米ヤノマミ族のルーツですが、拙ブログでは「アメリカ先住民族とパプアニューギニア系の人々」として紹介したことがあります。
パプアニューギニア系の人々は、日本人の中にも容貌の似た人々が認められること、我が国の古人骨のDNAからパプアニューギニア系の人が見つかっていること、「サンカ」と呼ばれる自然と共生している人々が最近まで西日本に居たこと、等から想像しますと、日本にもパプアニューギニア系の人々が居たと思われます。そして、彼らはアイヌ系の人々に混じって南米に移住したのではないかと思われます。
パプアニューギニア系の人々で興味深いのは、日本人と気性の合う民族であるということかもしれません。
例えば、作家の本田勝一氏が極限の民族紹介で、パプアニューギニア高地人と暮らしたことを50年前頃報告しておりましたが、原始的な生活ながら、仲良く生活できたことを紹介しておりました。
また、最近では、俳優の西田敏行氏が南米のヤノマミ族と暮らしたことを映像で紹介しておりましたが、「ここに来ると本当に安心する」というようなことを話していました。
これらのことは、自然との共生を愛する縄文思想のようなものが日本人のなかに流れていること示唆します。
パプアニューギニア系では、さらに、オーストラリアの先住民族のアボリジニーなど似た仲間は世界中に認められます。小生の知っているなかでも、ボルネオのペナン族、マレーシアのオランアスリ、さらにはマダガスカルにも最近まで居たことが分かっています。
マダガスカルの場合、近代化の流のなかで、森を離れ、他の民族と混血し、今では見なくなってしまったようです。まさに、日本の「サンカ」と同じ運命をたどったと思われます。
以上のことから想像します、パプアニューギニア系の人々は、アフリカのマダガスカル、アジア、オーストラリア、そして南米まで移住したことになります。海を渡っていますので航海の得意な民族だったと思われますが、いつしかジャングルに溶け込み森の人になった感じを受けます。
関連し、パプアニューギニア系の人々の世界移住を下図に示しました。
さらに、小生がマレーシアに居たとき入手したオランアスリの偶像を上トップ図に示しました。いつも子供たちが怖いと言っていました(笑)。


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