南米の縄文土器と新縄文人愚考(アメリカ先住民族と日本人)

拙ブログでは、アメリカ先住民族jは縄文人であったことを紹介しております。関連し、今回は、南米(エクアドル)で発見された5000年前の縄文土器について愚考します。
その縄文土器の発見については、たいへんビッグなニュースで、そのためか学問的にはすぐには認められないという問題もあるようです(笑)。
しかし、その縄文土器は、エクアドルに突然として現れた土器であること、その土器が現地産の粘土で作られていたことから推察しますと、そこに移住してきた縄文人が作ったと判断するのが普通かと思います。
関連し、エクアドル隣にあったペルーのインカ帝国ですが、その言語の文法は日本語と同じ構成、すなわち、主語+目的語+動詞、で動詞が最後にきますので、縄文語と同じ文法の仲間かと思われます。
さらには、5000年前というのは、山内丸山遺跡の全盛時代で、遠く、中国の遼東半島との交易もあったことが円筒式土器の出土から確認されています。この時期、縄文人が、その高い航海能力を武器に、アリューシャン列島を経て、ペルー沖まで行っていたと理解することは可能です。
また、世界の縄文土器の分布については、南方の島々まで広く分布していたことも分かっています。
以上のことから推察しますと、南米の縄文土器は縄文人が移住し、作ったと考える方が普通かと思います。
そして、アメリカ先住民族と縄文人の関係を考える時、大航海前(1万年前以前)の縄文人と、大航海時代(1万年前以降)の新縄文人の2グループがあったと考えると分かりやすいかと思われます。
すなわち、大航海前の縄文人はアイヌ系主体の民族で縄文土器を作り定住社会を世界に先駆けて作った民族です。一方、大航海時代の縄文人は、1万年前頃に南方から移住してきたマレー系とアイヌ系の混合から生まれた新民族(新日本人)です。
したがいまして、南米に行ったのは新縄文人となります。これらの関係を上の地図に示しました。関連し、下のマンガ絵で笑っていただければ幸いです。


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