マダガスカル人は日本人に似ている(アフリカと日本人)
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レインボー

私は、2015-2017年の2年間、アフリカのマダガスカルで過ごしました。関連し、今回は、マダガスカル人は日本人に最も近いアフリカ人であることについて愚考します。
上と下の写真はマダガスカル現地のスーパーマーケットの女性です。どこか日本的な顔立ちを感じさせますが、これは、マダガスカル人と日本人のルーツに共通のマレー系のDNAが入っているためと思われます。
すでに、拙ブログでは、日本人におけるマレー系のDNAは32%もあることを紹介しておりますが、マダガスカルにおけるマレーのDNAは60%ぐらいあるのではないかと言われております。
マダガスカルの歴史をみますと、マレー系が来る以前に他の民族が住んでいました。彼らはアマゾンのヤノガミ族のように森の中で最近まで生活していたようです。その意味で、彼らはオーストラリアの先住民族(アボリジニー)と同グループでないかと推察されています。
しかし、それらの人口は少なく、森が小さくなってきた現在、彼らは他の民族と混血してしまって、今では、その姿を見ることができません。
そして、諸説がありますが、マダガスカルの主要民族となるマレー系の人々は1世紀頃に東南アジアから移動して来ました。来たのは5世紀頃と言われていましたが、遺跡研究が進むにつれ、古くなってきています(笑)。おそらくもっと古い時期から来ていたと拙ブログでは予想しております。
最新の研究結果によりますと、関連する居住跡遺跡がアフリカ東海岸のタンザニア海岸部で発見されたことから、マレー系の人々は、初めはアフリカに居住し、そこからマダガスカルに移住してきたと推察されています。
一方、現日本人とマダガスカルの関係ですが、第二次世界大戦で、日本海軍がイギリス軍を追い、マダガスカルに上陸し戦死したという記録が残っています。そして、その戦死した日本人を弔いするために、今でも慰霊祭がマダガスカルで行われています。
そして、マダガスカル語(マラガシ)はマレー系の言語で日本語に近いことも親近感を感じさせます。例えば、「アカマ」は「仲間」という意味です(笑)。さらに、マダガスカル人は米を主食とすることも親近感を感じさせます。
さらに、日本語学習者がアフリカで最も多いこと、囲碁の普及がアフリカで最も進んでいることなどもあります。これらのことからマダガスカル人と日本人は相性がいいと思われます。それは、共通のマレー系のDNAを持っているためでないか、と拙ブログでは愚推しております。こうした関係からか、マダガスカル人と日本人の結婚例は多く認められます。


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