アフリカのバナナ革命とマレー系民族(南方系と日本人)
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レインボー

バナナは、アジア原産で、アフリカのバナナはアジアから導入されたと言われております。今回は、アフリカのバナナのルーツについて、日本人のルーツでもありますマレー系民族とのかかわりで愚考します。
マレー系の人々が、アフリカ東海岸に移住し、その後、マダガスカルに移住したことを以前に紹介しました。そして、彼らは、その移住経過のなかで、アフリカに東南アジア原産のバナナを持ち込んだと思われます。
その理由として、現在の食用バナナのルーツはマレーシアであること、アフリカのバナナは1世紀頃からあると言われておりますが、マレー系のアフリカ移住とバナナ栽培開始時期がほぼ同じ時期であったことが考えられます。
関連し、上の写真は、マダガスカルのバナナ切手です。また下の写真は、マダガスカルのバナナの木と日本では見ない緑の皮のバナナです。


一方、アフリカでは、特に、赤道直下の熱帯雨林地帯でバナナは重要作物です。バナナ導入以前、熱帯雨林のコンゴの森には食べ物がなく人類は住んで居なかったと言われますが、これを変えたのがバナナです。
バナナは熱帯の湿地に適した作物ですので、この作物のおかげで熱帯雨林でも生活できるようになりました。アフリカでは、これをバナナ革命と言うようです(笑)。
日本に来たマレー系民族を古代の海洋系民族と紹介したことがありますが、アフリカのバナナ導入とも関係しているとなると、世界的海洋民族と言えます。
最後に、下のマンガ絵で笑っていただければ幸いです。


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