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南方由来パプア系のルーツと影響

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Cグルループの発生と移動


南方由来パプア系のルーツと影響

天皇家はアイヌ系、1. 日本民族のルーツ 5)南方由来パプア系のルーツと影響


日本人は、アイヌ系35%、マレー系30%、ツングース系25%、その他10%の混合混血民族です。その他10%にパプア系5%がありますが、今回はそのルーツと影響について検討します。

パプア系のY染色体ハプログループはC1です。C1関係では、日本の近くでは、パプアニューギニア高地人がいますので、パプア系と呼ぶことにします。ガッチリした体格で顔が大きく、縮れ毛などに特徴があります。生活スタイルは自給自足、自然に溶け込んで生きている特徴があります。

このような人々にオーストラリアのアボリジニー、南米のヤマナミ族などが知られていて、世界中に居ることが分かっています。

私がマレーシアに居たとき、森で自給自足をしているオランアスリ族の彫刻品に出会ったことがあります。その一部は下の写真のとおりですが、稲作民族のマレー系の人々に混じって細々と暮らしているということでした。

マレーシアのアスリ族の彫刻品

関連し、オーストラリアのアボリジニーも自給自足民として有名です。下の写真はオーストラリアの土産品として買ったものですが、独特の芸術品です。

パプア系アボリジニーの置物

私はまた、マダガスカルに住んだことがありましたが、そのとき、そのような自給自足をしている集団が50年前ぐらいまで居たことを聞きました。近代化の波に押され、いつのまにか居なくなり、存在が分からなくなっているようです。

日本では、そのような自給自足民に北海道アイヌとサンカと呼ばれる集団が居ました。北海道アイヌについては詳しく分かっていますが、サンカについてはほとんど分かっていません。もしかしたら、サンカと呼ばれる集団はパプア系の一部だったのかもしれません。

ハプログループ分類では、CグループはアフリカでBグループから分化し、北方ルートで北アジアに来たのがモンゴル系のC2、南方ルートで来たのがパプア系のC1と推定されます。

また、パプア系は日本全体に認められますが、沖縄に多い傾向が認められます。

以上のことから推察しますと、パプア系はアフリカを出た後、アイヌ系と同じくスンダランド(氷河期にインドネシア辺りにあった大陸)に滞在したと思われます。

その後、北に向かったのが日本のパプア系、南方に向かったのがオーストラリアのアボリジニー、東に向かったのがパプアニューギニア高地人、さらに東に向かい離島に住むようになったのがニュージーランドのマオリ族やポリネシア人、さらにはハワイ人と推察されます。

しかし、細かなハプログループ分類では、C1グループのそれぞれは、例えば日本のパプア系はC1a、ニューギニア高地人はC1bであり、少しの違いですが、一致しておりません。おそらく、スンダランドに到着したとき、C1クループにはいくつかのグループがあり、その後、それぞれに移動し、現在の姿になったと思われます。

パプア系の人気スポーツにラグビーがあります。その主役は、ニュージーランドのマオリ族ですが、ニューギニア人とかハワイ人も含め、ガッチリした体格はラグビーに合うのかもしれません。

日本人にはこうした自給自足民と肌が合う感じがします、

まず、50年前ぐらいの報告ですが、パプアニューギニア高地人と暮らした本田勝一のレポートは有名です。その記事では、日本人が仲良く違和感なく暮らした様子が描かれていました。その後、別のレポーターのテレビ報道もあり、日本人と性格の合う様子が描かれていました。

関連し、パプアニューギニアに稲作調査に行ったとき、パプアニューギニア先住民族の女性と結婚した日本人男性家族に出会いました。子供も居て仲の良い家族に見えました。

次に、南米アマゾンのジャングルに住むヤノカミ族と暮らした様子のテレビレポートがありました。西田敏行がレポーターしておりましたが、「ここにくるとほっとする」というようなことを述べていました。

また、ハワイ先住民族の言葉に優しさがあるなど親近感を感じる日本人も多いようです。

おそらく、これらの背景には、日本人には、アイヌ系の自然との共生をベースにした精神世界だけでなく、少し異なったパプア系の影響もある感じがしています。

関連し、以上のパプア系の日本移住について上トップ図に示しました。また、関連し、同じCグループのモンゴル系の移動も図に加えました。


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Posted byレインボー

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のんちゃんパパ
共通点と相違点

 もともと人類はアフリカ由来であり、その点では一人残らずHomo Sapiensであり同じ種、同じ兄弟姉妹、親族です。
 ところが地理的な相違点と時間の経過でずいぶんそれぞれの民族に変化していきました。その相違点を魅力と捉え互いに学ぼうとするのか、相違点を憎悪するのかで平和共存と戦争の道に分かれます。
 欧米の白人は、自然環境の破壊と侵略戦争、原住民の領地を不当に奪う事、虐殺、異端裁判や魔女狩りなど、異民族の搾取と差別、殺害を繰り返して領土を拡大してきました。
 北米は世界最大の経済・軍事国家ですが、その大地と資源はネイティブアメリカンを虐殺し、絶滅寸前まで追い詰めた果てに奪い取った不当な富です。
 弱い者からは奪えばよい、自然環境も自分達のために破壊しても良い、資源は乱費しても良い、この極めて自己中心的な身勝手な価値観で白人は我が世の春に酔いしれていますが、その結果は致命的な地球環境の破壊であり、自然資源の激減でした。
 現在、悪の権化であり続けているイギリスの白人は、40度の気温上昇で苦しみ、ヨーロッパもアメリカも異常気象に苦しめられていますが、これらはまさに自業自得であり、自然環境や他者との調和を根底に生きていた縄文人、ネイティブアメリカン、各地の原住民の価値観こそが再生可能で豊かな環境を維持する最良の方策でした。
 今こそ、各地の自然と調和して生きてきた原住民の価値観を、世界の白人や白人の摸倣しかできない日本人が学ぶべきだと考えます。
 全世界的な異常気象を見ると、まるでノアの箱舟の洪水のような様相を呈しており、人類を支えてきた神としての自然の怒りのようにも見えますね。

  • 2022/09/05 (Mon) 10:16
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Re: のんちゃんパパ様、共通点と相違点

のんちゃんパパ様

貴重なコメント、ありがとうございます。ご指摘の「共通点と相違点」、同感です。

日本人には自然との共生は理解できる人が多い感じがしております。

  • 2022/09/06 (Tue) 10:23
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