日本人の縄文思想と稲作のルーツ
日本人は、アイヌ系35%、マレー系30%、半島由来ツングース系25%、その他10%の混合混血民族です。DNA研究の結果、ヤマトにはツングース系王家が創られたが、アイヌ系の現天皇家に滅ぼされたと推察され、万世一系を主題にした日本書紀は創作になる。関連し、今回は邪馬台国の真相に迫っています。
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2023 04
出雲が神話で重視される理由
出雲が神話で重視される理由
天皇家はアイヌ系 4.日本書紀は創作、4)出雲が重視される理由
出雲には出雲王家があり、その王家がヤマトに移動しヤマト王家を創ったことを先に検討しました。
一方、出雲に関する関する多数の神話が古事記や日本書紀に残されています。特に、古事記には、その内容の30%が出雲神話と言われ、日本古代史を検討する上で重要な地.と言われております。
関連し、今回は、日本書紀の出雲神話と古代史の関係について検討します。
まず、古代史関係主要神社として、高千穂、伊勢、出雲が知られております。高千穂は天孫降臨の地、伊勢は天武天皇が壬申の乱で勝利を祈願した地として知られております。そのためか、伊勢神宮には現天皇家の祖神のアマテラスが祭られています。
関連し、ヤマト(奈良)の地には大和(おおやまと)神社があり、この神社も同じくアマテラスを祭っていますが、伊勢神宮に次ぐ神社とされています。おそらく、ヤマトの神社はツングース系王家の都があったところの神社であり、伊勢神宮の方が現天皇家ゆかりの地としては相応しい位置にあるためだと思われます。
しかし、出雲大社については、実際の歴史的事件は無く、歴史的意味は不明です。
そこで、出雲大社について調べますと、祭っている神様は、因幡の白兎で有名な大国様(オオクニヌシ)です。そこで、オオクニヌシについて調べますと、次のような感じです。
オオクニヌシは農業の神であり、日本をコメの実る豊かな国にした。しかし、アマテラス(現天皇家)に、その国を譲れと要求され、譲らざるを得なかった。そして、国譲りをした後は、その見返りに出雲大社を建ててもらい出雲の国に残り、亡くなった。
一方、アマテラスですが、その後を継いだのがニニギ、その三男が山彦、その2代目が天孫降臨をして神話の世界から抜け出した神武天皇です。すなわち、アマテラスの末裔(現天皇家)は、国譲りをしてもらい、かつ、現世で繁栄しているというのが神話の結末になります。
そこで、この神話で暗示している歴史的事件について検討しますと、オオクニヌシは日本で農業を始めたツングース系王家、それを譲ってもらったアマテラスは現天皇家とすると歴史的事実と合致します。
実際に、日本は、朝鮮半島由来のツングース系民族が鉄器を導入し農業(特に稲作)を開始し、人口が増え、国作りをしました。しかし、その国を現王家が滅ぼしました。その現王家の始まりはアイヌ系の継体王(在位:507-531年)であることが、最近のDNA研究(Y染色体ハプログループ分類)から明らかになりました。
しかし、ツングース系王家を滅ぼし、農地を含めすべてを略奪したことはアイヌ系王家にとって恥ずべき行為でした。そこで、せめて、神話の世界になるが、国譲りは大きな争いもなく行われたことにしたかったことが日本書紀の国譲り神話には感じられます。しかし、その恥ずべき行為が許されるわけではなく、ツングース系王家の恨みは残ったままです。
関連し、梅原猛の解説ですが、神社は鎮魂の場所、死んだ者が現世を恨んで生き返って来ないように魂を癒す場所として設立されている場合が多いようです。
その典型的事例が太宰府天満宮です。大宰府に流されて亡くなった菅原道真ですが、菅原道真が亡くなった後、いろいろな転変地変が起こり、菅原道真の祟りと畏れられました。そこで、彼の鎮魂のため大宰府天満宮を建てたと言うのは有名な話です。
この梅原猛の解説を当てはめますと、出雲のオオクニヌシはツングース系王家のことであり、その祟りを畏れ、出雲大社を造り鎮魂することになった。場所は、ツングース系王家誕生の地である出雲にしたというのが真相でないかと思われます。
関連し、出雲大社の由来を上トップ図に示しました。
また、同じような意味で、海彦山彦神話があります。
この神話の背景は宮崎(日向)と思われますが、出雲神話と同じように古代史を示唆する内容が含まれておりますので紹介したいと思います。
まず、神話の内容は、天皇家の祖先のアマテラスには3人のひ孫兄弟がおり、長男の海彦と三男の山彦は争い、弟の山彦が長男の海彦を打ち破り、その勝った弟(山彦)の孫が天孫降臨し、現存の神武天皇になるというストーリイです。
しかし、日本書紀と言う日本の正史に、何故、海彦や山彦と言った名前があるのか、さらには名前の無い次男がいるのか、また、この話は山彦が海彦を打ち負かすという内容で、何故、弟の山彦が勝つのか、日本の古代史と関連し、何かを暗示していることが感じられます。
そこで、その暗示の内容ですが、長男の海彦は巨大な王家を近畿に創ったツングース系王家、次男は北九州のマレー系王家(北九州倭国)、三男の山彦は現アイヌ系王家とすると、この神話は古代史と合致します。
海のかなたから来たツングース系王家(海彦)に山間に居たアイヌ系民族(山彦)はいじめられてきました。
しかし、アイヌ系の継体王が現れ、血みどろの戦いの結果、アイヌ系は勝利し、ツングース系王家を滅ぼしました。一方、次男(北九州倭国)はこれらの戦いとは関係なかった、と観ることができます。
一方、これらツングース系王家(海彦)と北九州倭国(次男)の存在については、実在であったにもかかわらず日本書紀にありません。すなわち、これらの話は、神話世界の話に閉じ込め、現世とは関係ないようにしたかったと観ることができます。
さらには、山彦の孫は、天孫降臨し、神武天皇となりました。ここに、天皇の万世一系が完成しますが、現天皇家はアイヌ系ですので、その祖先の山彦は山間部にすんでいたアイヌ系と判断されます。
まとめますと、日本書紀にあります海彦山彦神話の内容は、出雲神話と同じように、実際にあった古代史を神話の世界で間接的に表現しているとも想像されます。
関連し、これらの関係を下図に示しました。
全体をまとめますと、日本書紀と古事記にある神話は、古代にあった事実を神話の世界で表現していると思われます。古代の事実を完全には否定できなかった作者の心情がうかがえます。
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[ 2023/01/06 08:17 ]
天皇家はアイヌ系
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≪ 日本文化のルーツは縄文・弥生時代にある.
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歴史の歪曲と改竄による権威付けですね.
日本人の25%がツングース系の遺伝子を持っていると言う事は、アイヌともマレーとも婚姻があり、しかも王族や支配者の政略結婚レベルではなく、庶民レベルでも大規模に婚姻と交流があった事を示唆しています。もし、王族や支配者が完全にツングース系の純血であり、アイヌやマレーと無縁であったなら、継体王のクーデターで皆殺しになっていたと思われます。
つまり、庶民レベルでは、アイヌもツングースもマレーも混血が繰り返され互いの宗教や神々も伝承も共有されていたと思われます。
どの地域にも固有の信仰があります。南米はカトリックですが、それでも地元の精霊信仰が生き続けています。ですから当時の日本でも、慈悲深い人格者だった大国主が尊敬され信仰されていたと思われます。
庶民レベルでも崇拝されていた神様ですから、いくらツングースを滅亡させたとしても、政権の正当性を維持し、ツングースとの混血であった国民を納得させるには、ツングースの神であった大国主命とアイヌの神であったアマテラスを融和する必用があったと思われます。
実際に当時においてもアイヌ、ツングース、マレーの混血は普通でしたから、アマテラスというツングースの神の弟がスサノオであり、その息子あるいは娘婿が大国主命であったとすれば国民にも受け入れやすかったでしょう。アイヌ系に侵入してきたツングースだが、慈悲深く、アイヌ系のアマテラスの弟であるスサノオに娘婿として受け入れられた大国主も正当な神であるとし、その上で本来、アマテラス系であるアイヌ系の継体王がツングース系である大国主から正当に政権を譲位されたのだとすれば、アマテラス系が支配権をツングース系から奪い返したのは、双方の神々の納得づくである事になり、継体王の権威がアマテラスと大国主命の合意の下に得られた正当な物だと結論付けられます。御先祖である双方の神々が合意しての事だとして国民を納得させ、双方の神々を否定せず、国民の信仰には混乱を来さないようにしたというのはある意味、賢明です。
[ 2023/01/07 21:02 ]
motomasaong
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Re: motomasaong 様、歴史の歪曲と改竄による権威付けですね.
motomasaong 様 いつもコメント、ありがとうございます。
ご指摘の「御先祖である双方の神々が合意しての事だとして国民を納得させ、双方の神々を否定せず、国民の信仰には混乱を来さないようにしたというのはある意味、賢明です。」ですが、そのとおりだと思います。
また、アイヌの男子とツングース系の女性との混血も相当あったことは本当だと思われます。
[ 2023/01/08 08:11 ]
レインボー
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日本人の縄文思想と稲作のルーツ
「天皇家はアイヌ系」についてまとめています。詳細(目次)は下のとおりです。どうぞよろしく。
Author:レインボー
天皇家はアイヌ系(目次) はじめに 1. 日本民族のルーツ 2. 古墳王家は何故滅びたのか 3 古墳王家はアイヌ・マレー系連合に滅ぼされた 4.日本書紀は創作 5.日本語と日本人宗教のルーツ 終わりに
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つまり、庶民レベルでは、アイヌもツングースもマレーも混血が繰り返され互いの宗教や神々も伝承も共有されていたと思われます。
どの地域にも固有の信仰があります。南米はカトリックですが、それでも地元の精霊信仰が生き続けています。ですから当時の日本でも、慈悲深い人格者だった大国主が尊敬され信仰されていたと思われます。
庶民レベルでも崇拝されていた神様ですから、いくらツングースを滅亡させたとしても、政権の正当性を維持し、ツングースとの混血であった国民を納得させるには、ツングースの神であった大国主命とアイヌの神であったアマテラスを融和する必用があったと思われます。
実際に当時においてもアイヌ、ツングース、マレーの混血は普通でしたから、アマテラスというツングースの神の弟がスサノオであり、その息子あるいは娘婿が大国主命であったとすれば国民にも受け入れやすかったでしょう。アイヌ系に侵入してきたツングースだが、慈悲深く、アイヌ系のアマテラスの弟であるスサノオに娘婿として受け入れられた大国主も正当な神であるとし、その上で本来、アマテラス系であるアイヌ系の継体王がツングース系である大国主から正当に政権を譲位されたのだとすれば、アマテラス系が支配権をツングース系から奪い返したのは、双方の神々の納得づくである事になり、継体王の権威がアマテラスと大国主命の合意の下に得られた正当な物だと結論付けられます。御先祖である双方の神々が合意しての事だとして国民を納得させ、双方の神々を否定せず、国民の信仰には混乱を来さないようにしたというのはある意味、賢明です。