「天皇家はアイヌ系」というDNA情報は古代史の大発見
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レインボー
「天皇家はアイヌ系」というDNA情報は古代史の大発見（古代史の問題）
前前回、蘇我家の繁栄と滅亡について、駆け足でしたが、まとめ終わりました。今回は、その補足記事になりますが、「天皇家はアイヌ系というDNA情報は古代史の大発見」に言及し、その発見から蘇我氏のルーツについて検討します。
繰り返しになりますが、現天皇家の始まりは継体王（在位：507-531年）です。このことは多くの研究者に支持されていて、ほぼ間違いないと判断されます。
さらに、天皇家のDNAについてWeb検索しますと、そのY染色体ハプログループはD1に属することが明らかで、このD1グループというのはアイヌと同グループに属します。
すなわち、「天皇家はアイヌ系」であり、これは、事実であり、最近の日本古代史研究における最大の発見と思われます。しかし、この大発見については、日本古代史関係者に無視され、日本国民に発信されていない状況です。
因みに、日本の古代は、朝鮮半島由来の長身のツングース系が、鉄器と稲作で弥生時代を作り、その食料生産は飛躍的に増加し、その繁栄の結果、ヤマトに王家が創られ、巨大古墳がいくつも建造され、現天皇家はその王家の末裔であると、これまで理解されてきました。
しかし、現天皇家がアイヌ系であることが分かり、これまでの王家の定説は完璧に否定されました。関連し、これらの関係を上トップ図に示しました。
関連し、前回報告（蘇我家の繁栄と滅亡）の蘇我家のルーツを理解する上でも「天皇家はアイヌ系」はベースになります。言い換えますと次のとおりです。
まず、継体王は、朝鮮半島由来の巨大なツングース系王家を滅ぼし、新王家を始めました。しかし、憎しみが強かったのか、ツングース系王家に対する破壊は激しく、権力を奪取したとき、継体王には、国家運営のための行政組織は何も残っていませんでした。すなわち、国家運営のための文字を書ける文官は居ませんでした。
しかし、そのとき、百済の武寧王からの継体王へのお祝いの鏡が就位前の503年に贈られていることが知られておりますので、そのことから百済文官の応援を得て政権が始まったと理解できます。そして、この文官が蘇我家の始まりになります。
しかし、関連し、最新の情報をまとめていると思われるWikipedia記事ですが、未だに天皇家がツングース系王家からアイヌ系王家に替ったことが無視されていることが分かりました。
例えば、上記と関連し、蘇我のルーツについて検討しますと、Wikipediaによれば、そのルーツはヤマト（奈良）の土着豪族となっています。
確かに、蘇我はヤマトに居を構えていたことは事実です。しかし、これでは、蘇我が最初の大臣になったこと、文字の導入、百済の仏教導入に熱心だったこと等の理由が分かりません。すでに、蘇我氏は百済由来という説得力ある記事も出ており、これを無視する理由はありません。
天皇家がアイヌ系であることは科学的事実です。そして、その前にツングース系王家があったことも事実です。すなわち、現天皇家はツングース系王家を滅ぼした革命政権であったことを事実として認めなければ、上記のWikipediaの蘇我ルーツ記事のように日本古代史はあいまいのまま続くことになりましょう。
関連し、この日本古代史のあやまち事例、「蘇我のルーツ」について下図に示しました。
