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万葉仮名とマレー語発音の一致(日本語のルーツ)

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古代日本の言語



万葉仮名とマレー語発音の一致(日本語のルーツ)

さて、10月となり、読書の秋、文字に親しむ秋となりました。

文字にひらがなとカタカナがありますが、これらの文字は万葉仮名(漢字)から生まれました。万葉仮名というのは、漢字の一字一字を、その字義にかかわらずに日本語の一音節の表記のために用いるという表記法ですが、今回は、素人ながら、この万葉仮名のルーツに迫ります。

私は仕事の関係からマレーシアで3年生活しましたが、その言葉の発音が日本語に似ていることに驚きました。例えば、マレー語レッスンでよく使われる言葉ですが、次のような感じです。

  人はオラン、米はナシ、魚はイカン、餅菓子はクエ、名前はナマ。

これらのカタカナ言葉がマレー語で、現地ではその発音で100%通じたのには驚きました。調べると、最近のDNA研究(Y染色体ハプログループ分類)では、日本人の約30%がマレー系の人々です。拙ブログでは、その人たちが1万年前頃から日本の北九州当たりに住み着くようになり、全国に広がったと推察しております。

カタカナのルーツは万葉仮名(漢字)ですが、発音はマレー語そのものと思われます。そこで、どのように万葉仮名が発生したか想像しますと、次のことが考えられます。

拙ブログでは、邪馬壱国(邪馬台国)を作ったのは、そこの人々が海南島の人々に似ているという魏志倭人伝の記述から、マレー系の人々と推察しております。そして、おそらく、その北九州という場所的優位性から漢字に接した最初の日本人と思われます。

拙ブログでは、マレー系言語は中国語に近い文法を持っていることも紹介してきました。おそらく、彼らにとって中国語は文法の異なる日本語より近い言語でもあり、漢字に対する発音理解も早かったと思われます。そして、中国語では他国の地名などを万葉仮名風に表すことが知られておりますが、それを見て、同じようにマレー系言語表記に漢字を使うことを考えたと推察されます。

残念ながら、彼らの倭国(邪馬台国)は、突然として7世紀頃消えます。おそらく大和朝廷に取り込まれたのだと思いますが、彼らの言語能力は、中国や朝鮮半島との交流、さらには古事記や日本書紀等の文書作成等に生かされたと思われます。

一方、拙ブログでは、朝鮮半島南部にもマレー系の人々が居たことを、最近のDNA研究情報をもとに推察してきました。なかでも朝鮮半島の古代国家「百済」は、場所や稲作遺跡の関係から倭国と同じようにマレー系の人々の国だったと推察されます。

百済が660年に滅びた後、彼らの少なかる人々が帰化人として日本人になったことが知られております。大和朝廷において、文化人として厚遇されたと言われておりますが、一番の長所は、彼らが漢字を自由に扱うことができたことと思われます。例えば、万葉仮名を用いて古事記や万葉集が作られましたが、それらの編纂に関わったのは百済からの帰化人と言われますが、その背景にはマレー語と万葉仮名の類似があったと思われます。

そして、日本語はアイヌ系言語がベースとなっていますが、万葉仮名を使ううちに、発音は万葉仮名風(マレー系言語風)になり、アイヌ系言語の発音様式は消えてしまったと推察されます。

関連し、最後に、倭国(邪馬台国)と百済の場所と周辺情報について、上の地図に示しました。また、下のマンガ絵で笑っていただければ幸いです。

マンガ絵さかなはイカン


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Posted byレインボー

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