古代国家「くだら」の国名由来(邪馬台国と日本人)
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古代国家「くだら」の国名由来(邪馬台国と日本人)
百済の意味は、『三国史記』「百済本紀」によれば“多くの人に国造りを済けられた”、すなわち、多くの人(百人)が建国した国の意味のようです。韓国では漢字のとおり「ペクチェ」と読んでいます。
しかし、日本では百済を「くだら」と読み、「ひゃくさい」とは読みません。この謎について、いくつかの仮説がありますが、まだ、すっきりとした説明は得られておりません。素人ながら、今回は、新説を提案し、この謎にせまります。
拙ブログでは、百済は、北九州にあった倭国と同じマレー系民族の国で、マレー系の言語を話す国であったと紹介してきました。そこで、「くだら」を現代マレー語辞典で調べるとどうなるのか調べてみました。すると、Kudara(クダラ)=Brother(兄弟)、という言葉に翻訳されて出てきました。
ということは、百済は兄弟の国であったことになります。日本人は、なぜ百済を兄弟と読んだのか、次のことが考えられます。
倭国は、百済国の人々を同じマレー系の兄弟民族として「クダラ」(兄弟)と読んでいたと思われます。すなわち、百済建国後、表記は百済でも呼び方は「クダラ」のまま変わらなかった、ということになります。
そして、その「クダラ」という呼称は、倭国から大和朝廷に引き継がれ、現在に至ったと思われます。
関連し、倭国が朝鮮半島で百済と組んで高句麗と戦ったことを前回(2日前)紹介しましたが、倭国と百済はマレー系民族の兄弟国として連合を組んだのだと思われます。
また、日本語に「くだらない」という言葉がありますが、これがマレー系言語由来となると、「兄弟でない」という意味になり、「価値がない」という現代語に通じることになります。
関連し、上の地図はマレー系民族の兄弟国であります倭国と百済、その他の民族の関係を示した地図です。

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