日本の綺麗な街並みのルーツ愚考(縄文思想と日本人)
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レインボー

日本の綺麗な街並みのルーツ愚考(縄文思想と日本人)
「日本はなぜあんなにきれいか ゴミを厳格に分別し収集」という中国の人民網日本語版の記事が阿修羅掲示板に紹介されていました。その記事の一部を紹介しますと次のとおりです。
人民網日本語版 2017年08月16日08:34
日本を初めて訪れた外国人観光客はみな、空が青い、水が澄んでいる、街がきれい、道路にはゴミも紙くずも全然落ちていないと感じるに違いない。「きれい」がおそらく日本に対する第一印象になる。だが40年前の日本は深刻な環境汚染や都市ゴミの問題に悩まされていた。日本政府が数十年にわたり努力し続けたことや、国民の高い関心もあって、日本の環境は大幅に改善され、きれいな環境が日本の代名詞にさえなった。「光明日報」が伝えた。(引用終了)
関連し、今回は、日本の綺麗な街並みのルーツについて愚考します。
私は、1984年のことですが、マレーシア北部のブキメタジャンという中国人の町で半年ほど暮らしたことがあります。町のサイズが500mX500m程度の小さな町ですが、飲食店や映画館が複数あり、その中に中国人がひしめいて暮らしている感じでした。
町中の道路は舗装されていましたが、道路両脇の排水路はゴミで詰まり、汚れていて、とても綺麗な町とは言えません。その町では清掃する人たちが居て、掃き掃除などが朝早く行われ一度綺麗になります。しかし、平気でゴミをポイ捨てする人達が居て、夕方を過ぎ夜になるとごみだらけという感じでした。
多少のゴミは気にならない、ポイ捨ても気にならない、という感じでしょうか。ときどき、信号待ちで車が止まっているとき、着飾った美人が車から平気で道路にバナナの皮などを捨てていたのも見ました。中国人の頭のなかは、商売、金で忙しいのが本音でしょうか。そしてゴミは掃除する人が居るので問題ないという感じでしょうか。
中国本土に行ったときも似たような光景がありましたが、中国人が日本の町を見て綺麗だと感動するのは本当だと思いました。
では、なぜ、日本の町はきれいなのか。それは拙ブログのテーマでもあります縄文思想、自然との共生思想と深く関わっていると思われます。日本人は、そこに神様の存在を感じるのでしょうか、山を汚し、川を汚すことを嫌います。道路を汚さない、町を汚さない、同じ思想が働いているのだと思います。
確かに、経済活動、工業優先の結果、川にはヘドロが溜まり、日本は一時期汚くなりました。しかし、それを克服し、今では鮭が上る川が増えてきました。それは、日本人に環境に優しい縄文思想があったため、回復も可能だったのだと思います。
なお、上と下の写真は、記事と関係ありませんが、アフリカのマリ国ニジェール川沿いの田舎の洗濯場風景です。出張の時に撮りました。この地域はバンバラ地方で、ここの人達はバンバラ人と言われ、高身長の人達が多く、前回(2日前)紹介のベナン国の民族とは明らかに異なります。

関連し、マリ国の場所と前回紹介のベナン国の場所を下の地図に示しました。


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